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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を見ました。(新宿ミラノ1にて)

土曜日の午後、友達からの誘いがありまして、昨日の今日でなんともせっかちな話なのですが、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を新宿・歌舞伎町にて見てきました。

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IMGP9126 posted by (C)kj

公開が始まったばかりなので、ネタバレになるような感想は書けないのですが、ポツポツと感じた事を挙げていくとしますれば、、


まず何と言っても、今回は想像以上にエロかったですねぇ。
もちろんエロいと言っても、Hな描写が多いと言う意味では無く、登場人物達の希望と言うか願望と言うか欲望と言うか、とにかく自分の意識に自覚的か無自覚かは置いておいても、非常に素直なんですねぇ。
エヴァと言えば、それぞれのキャラクター達が自己に内包するネガティブな部分について、悩んで悩んで、とことんまで悩み抜いて、その先に成長があると言う物語だったと思うのです。
そしてその葛藤があったればこそ、あのアニメ版最終話のカタルシスに繋がるのですが。

でも今回は、シンジ、レイ、アスカの三人の子供達に焦点を絞った形でお話が進んでいき、ある意味でとてもシンプルに各々が成長していく形となっていました。
まぁこれは映画作品としての尺の長さも関係してくる話なので、一概にそれが良いとか悪いとかは言えない所なんですけどね。


いやそれにしても、
エヴァンゲリオンと言う器は、想像以上に大きな容れ物であるなぁ、と。
今回の「破」では、新キャラ/新エヴァ登場が目玉となっていますが、それ以外にもストーリー的にオリジナルアニメ版とは随分と変わってきていますね。
それぞれのキャラクター達の作品内での扱いに於いても、驚くような変化がありましたし。

しかし、それはそれとしてエヴァややっぱりエヴァでした。
庵野秀明と言う個性から生み出されたものは、須くエヴァ的なものになってしまうのでしょうね。
「ラブ&ポップ」も、「彼氏彼女の事情」だってそうでした。
エヴァ以外の物を撮ってみても、どこかしらエヴァを感じさせる出来になってしまう。それくらい庵野監督にとってエヴァンゲリオンは、パーソナルな物と密接に結びついている作品と言う事だと思います。

だからこそ観客は、この全く新しいエヴァンゲリオンの物語に対して拒否反応を示すのではなく、素直に評価する事が出来るのでしょうし、事実、エンドロール/次回予告の後に劇場内で盛大な拍手が巻き起こったのでした。

IMGP9117
IMGP9117 posted by (C)kj

ところで、
今回の「破」を見ながらつくづく思ったのは、もはやオリジナルアニメ版からはあまりにもかけ離れた極地へと成長してしまったエヴァ世界(特に映像演出的な部分で)を見せられると、監督は本当はエヴァとは違う完全な新作を、やっぱり一クリエイターとして造りたいのではないかな?と言う事です。
つまり、2009年現在の庵野監督の興味は、CG映像を多様したリアリスティックな映像描写表現にどんどんと傾いていているのかな、と。

しかしエヴァである為には、そのリアルなCG映像の上でアニメ絵のキャラクター達を動かさざるを得ないわけで、そのいかにもなアニメ的コメディ・シーンで顕著に現れる違和感について、監督はどう思っているのか?非常に興味が有りますね。
実際、キャラクターの造形を崩すようなアニメ的、漫画的映像演出は、TVでのアニメーションなら全然問題に感じず、逆にそのノリの軽さが好ましくさえ思えたりするものですが、これがこと劇場映画となって大きなスクリーンで見せられると、ちょっと、ね。
物語の展開上必要な、リズムの緩急と言う演出だと言う事は頭では理解出来ますが、個人的には趣味では無いなというのが正直なところです。

もしかすると、その違和感さえも、常々語られていた”エヴァは幕の内弁当”だと言う事になるのかも知れませんが。。
そう言う風に想像すると、今回のエヴァ新劇場版シリーズはつまり、最近ハリウッドで次々と生み出される完成度の高い(そして往々にして非常にシリアスな)アメコミ実写映画群に対しての、庵野監督からの一つの回答なのだと自分は受け止めました。


なんて事をグダグダと書き連ねてきましたが、結局今回の「破」はどんな作品だったかと言いますと、”凄かったな”と言う一言に尽きますね。

とにかく、超巨大な爆弾の様な作品ですよ、これは。
エヴァンゲリオンを好きな人も嫌いな人も、庵野秀明氏を好きな人も嫌いな人も、どうしたって無視出来ない作品なんですよ。
2009年の今を生きていて、少しでもクリエイティブな事に興味がある人間であるならば、面白い映像作品を見たい体験したいと思う人間であるならば、劇場で観なければいけない作品なんですよ。
それ位パワーのある作品ですし、意味のある作品なのだと思います。

そう言えば、昨年2008年は宮崎駿氏の「崖の上のポニョ」がそんな作品でしたね。

正直言いまして、今回の「破」の意味する所を、全容を、把握しきれていないのが実情なのです。
とりあえず細かな部分を復習する為にも、もう一度劇場で観たい、否、観なければと思っています。


さてさて、それはそれとして、
三部作の構成として、前作の「序」では”物語の導入”を、今回の「破」で”キャラクター達の成長と世界の崩壊”が描かれた事を考えますと、
次回作では当然、”世界の再生と再構築”が描かれる事になるのでしょうね。

想像するだに今から次回作が非常に楽しみです。
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